四国村ミウゼアム

屋島山麓5万㎡あまりの敷地に、四国各地から移築復原した33棟の建物が点在する野外博物館です。移築されている建物は江戸時代から大正時代に建てられた茅葺屋根の民家や、国産高級砂糖の代名詞ともいわれる和三盆の製造に使われた砂糖しめ小屋、農村の娯楽として村人自身が役者となって芝居を演じた農村歌舞伎舞台、丸亀藩の御用蔵だった米蔵、齧油醸造所、瀬戸内海航行の安全を守った灯台、灯台守が暮らした退息所などで、当時の趣を忠実に残しているため、あたかも建てられた当時にタイムスリップしたような感覚を与えてくれます。また敷地内の一画には、神戸の異人館をリニューアルしたカフェがあります。
四国村ミウゼアムには現代アートを楽しめる場所という一面もあります。安藤忠雄設計によるギャラリーや、世界的な彫刻家・流政之の作品、そして２０２３年度グッドデザイン賞を受賞したエントランス棟「おやねさん」などが、美術や建築に興味関心を持つ方々をお待ちしています。
また新緑や紅葉、四季折々に咲く花々も、四国村ミウゼアムの魅力の一つとして親しまれています。